算命占星術学鑑定所明学院宇都宮校

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算命学の相性鑑定Ⅰ-②


前回に引き続き若い夫婦の相性鑑定をおこないます。前回は夫の陰占、陽占を調べました。今回は配偶者である妻の陰占、陽占を調べていきます。

 

女性(妻)の宿命図は下記のようになります。

陰占(命式)             陽占(人体星図)

申  乙  壬  壬  戌      鳳閣星 玉堂星 天報星

酉  亥  子  申  亥      玉堂星 龍高星 牽牛星

   甲     戊         天極星 玉堂星 天胡星

   壬

   壬  癸  庚

前回も述べましたが乙のある位置が本人つまり彼女自身の場所です。彼女が乙であることから夫は庚(こう)・辛(しん)と割り出されます。そして庚(こう)は右下にありました。この庚のある場所は仕事の場です。夫が妻の仕事の場にあることから、夫は妻のために働き者になるということを表しています。現在の夫もしっかり仕事をこなしていますが、彼女と結婚した人は誰でも皆まじめに仕事に励むということです。遊ぶことしか知らないぐうたら男が結婚したとたん別人のようにまじめに仕事に取り組むようになって、周囲の人を驚かすということがまれにありますね。そういうことが起こり得るということです。夫から妻を見たとき妻が家系の場にあり、家庭を守る妻です。妻から見て夫は働き者になる。一見、理想的な夫婦と考えられますが…。

ところが命式の十二支に亥(い)・子(ね)・申(さる)と並んでいます。陰占に使われる十干も十二支も陽占の星々も陰陽五行説から導かれたもので、木(もく)・火(か)・土(ど)・金(ごん)・水(すい)のいずれかの性質を帯びます。亥と子は水の性質を表します。申は金性です。が、申子辰(たつ)がそろうと申(金性)辰(土性)の本来の性質が水性に変化します。これを算命学では三合会局といいます。そしてこの三つ申子辰のうち二つ(今回は申と子)でも申は水性に変化します。(この二つの組み合わせを半会(はんかい)といいます)すると彼女の地支に、亥(水性)子(水性)、そして申(金星)が水性に変化し、水性が三つ並ぶことになります。算命学でいうところの水性地支一気格となり、配偶者が若くして死ぬことを予告しています。病気か、事故か、災害かは分かりませんが宿命が死を暗示しています。しかし宿命がそのまま人生となる訳ではありません。今後健康に十分留意し、危機意識を高めることによって避けられることもあります。その人の育つ環境や生き方(精神性)と宿命のぶつかり合いが運命を決定していくのです。漫然と生きるのではなく算命学の鑑定をに意識して生きていくことがその人の人生を豊かにしていくものと信じています。

十干と十二支の組み合わせで人生上強く影響を及ぼす組み合わせが13組あります。それを異常干支といいます。彼女の乙(おつ)亥の二つの干支がその異常干支に当たります。この乙亥の組み合わせを日座冲殺(にちざちゅうさつ)といいます。この乙亥の日座冲殺は彼女の人生にどのような影響を及ぼすのかについて説明します。

彼女が独身でいる限り日座冲殺の影響は全くありません。が、結婚し平均的な生活をすると異常性が現れてきます。海外での平均的な生活には異常性は現れないとされていますが、日本人同士が結婚する場合はどうしても平均的な生活になってしまいます。また二人の間に子供が生まれなければ異常性は弱くなります。しかしこの夫婦には子供がいますから、異常性は現れ易くなります。ここでいう異常性とは、離婚したり、配偶者が事故や病気で車いすの生活になったり、あるいは死別するなど日常生活に重大な異変が起こることをいいます。これを読まれているあなたの周囲に、配偶者が脳卒中で車いすの生活の末、亡くなられ、そのあと再婚した相手もまた同じような結果になってしまった方をご存知ではないですか。その方も宿命に日座冲殺の異常干支があったのかもしれません。

彼女がこの日座冲殺から逃れる方法は海外で生活するか、一人で生きていく道を選ぶかしかありません。人が生きていく上で結婚生活がすべてではありません。独身生活を楽しみ謳歌する人たちもたくさんいます。陽占をみると玉堂星(ぎょくどうせい)が三つあります。私は彼女に会ったことはありませんが玉堂星が三つもある女性は美しい方だと分かります。主星は龍高星(りゅうこうせい)で賢さも備えた方です。芸能界などの華やかな世界で生きていくのも良いかもしれません。

日座冲殺という干支が自分にあると知らず、身の上に起こる難関を運命と受け止めて前を向いて生きている方もいます。また自分に異常干支があることを知っても、愛する人と人生を歩きたいと一緒に生活する道を選ぶ人もいるでしょう。配偶者が車いすの生活になろうとも、愛を貫き労わり合いながら、愛する人と生きていくことに無上の喜びを感じる人もいるでしょう。また死別することになっても二人で過ごした愛に満ちた日々を心に、強く生きていこうと決意する方もいるでしょう。なにをもって幸福というか、不幸というかはその人の精神性にかかっているのです。どの道を選ぶのかは彼女の心一つです。

今回はここまでとさせていただきます。次回はこの若い夫婦の相性について二人の陰占・陽占を並べて、さらにお子さんの陰占・陽占も見ながらの相性鑑定になります。算命学相性鑑定Ⅰ‐③もぜひお読みください。

矢口南岳 作

明学院宇都宮校第1回生 編集

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