算命占星術学鑑定所明学院宇都宮校

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トランプ大統領とアメリカの運勢


2016年11月8日、アメリカ大統領選挙が行なわれ、激戦の末、ドナルド・トランプ氏が、ヒラリー・クリントン女史を破り、2017年1月20日をもって第45代アメリカ大統領に就任しました。

今回は、大統領に選出されたドナルド・トランプ氏の今後の運命について算命学的に検証していきたいと思います。

ドナルド・トランプ(1946年6月14日生)
算命学陰占法で見た彼の主星は己未(きのとひつじ)です。この星の人は精神力が非常に強く、ひたすら我慢強く障害を乗り越えて行ける力を持っています。
しかし、その限界を越えた時の爆発力は恐ろしい程の物があり、その時は相手がひれ伏すまでとことん叩きのめすという一面も持っています。
そして、この陰占法での一番の重要ポイントは、彼が異常干支という星を所有しているという事です。この異常干支は、精神的、人間的に異常という訳ではありません。
簡単に説明しますと、この異常干支を所有している人は、常人には無い、また計り知れない特殊な感性を持ち合わせているのです。物の感じ方、捉え方が非常に超越しており、それが言動や行動に現れる為、こくごく普通の人にとっては、自分の常識に当てはめる事ができず、常に翻弄されつづけてしまう事になってしまいます。

しかし、それが一旦時代の流れに乗り始めると、俗に言う教祖的存在となり、彼を信じた人達の圧倒的支持を得て、世の中の大成功者へと登り詰める事ができるのです。
また、彼の突飛とも言える政策も、この異常干支を持ち得た人特有の物でもあります。

彼独特のその政策が「吉」と出るのか「凶」と出るのか?

これも算命学的に見てみますと、彼は今大運天中殺の終了時期にさしかかっていて、これから運気が徐々に下がり始めて行く所にあります。
大統領就任当初は、大運天中殺の登り運の勢いを借りて、彼の奇抜政策も世界に受け入れられ、面白いように成功していく事でしょう。つまり、就任当初は「吉」と出るという事です。
しかし、それも始めの数年間。彼の運気下降と共に政策が全て裏目に出始め、トランプ氏のみならず、アメリカという国自体も、この下降運に蝕まれて行きます。
それがどのような形で出るかはいろいろ考えられます。アメリカ主導の大きな戦争なのか、それとも彼自身の大きな病気やケガ、または第三者からの圧力(暗殺等も含めて)なのか…。
いずれにしても、トランプ氏が大統領になるタイミングは非常に良くなかったという事が言えます。

前回の「2016年アメリカ大統領選挙」で記述しましたが、国であれ団体であれ、また一家庭内であっても、そこの主の運勢に大きく左右される訳ですから、トランプ氏の運気がそのままアメリカという国を左右して行く事になります。つまりトランプ氏の運気が今後下降して行く訳ですから、アメリカのみならず、世界の情勢も下降、そして混乱して行く事も充分考えられるという事です。

運気を変えるためには

しかし、この運気を全く変える事が出来ない訳ではありません。変える為には、彼の大運天中殺中に、大統領を退任するという事をしなければなりません。細かく述べれば、彼がアメリカ大統領を1期間(アメリカ大統領の任期は1期4年)で退任するならば、アメリカ、そして世界が彼の下降運の巻き添えを喰う可能性もかなり低くなるという事です。
しかし、アメリカ大統領は2期8年やるのが慣例となっているので、その辺りが大きなポイントとなるでしょう。

いずれにしても、大統領に就任する時期が非常に良くありませんので、最初の1期間(4年)でも、アメリカ、そして世界の国々が綱渡り的な運気情勢に見舞われる事は間違いないでしょう。

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